*[ホリスティック医学]ケンウィルバーの提唱する「インテグラル理論」シャドー編
3/19(土)インテグラル(統合)理論「シャドー・スピリット編」 ホリスティック医学協会主催
ホリスティックな価値観を基盤としてヘルスケアやセラピーを行なっていくために、ケン・ウィルバーの提唱する「インテグラル(統合)理論」を学ぶ連続講座の最終回はシャドーについて学びました。
前半はインテグラルジャパン代表の鈴木先生からインテグラル理論についての概要とシャドーについてレクチャーしていただきました。
インテグラルジャパン
http://integraljapan.net
インテグラル理論とは
ある特定の方法論を絶対化してしまうと必ず盲点をもたらします。
ウィルバーのインテグラル理論とは単なる寄せ集めや折衷主義ではなく、全体を見た上で、それぞれの理論やシステムの間にある関係を見極めて、整理、統合しホリスティックに幅広いスペクトラムを行き来できるようになるための方法論です。
人間は方向性をもって発達成長する生き物であり、認知構造が上がる段階では圧倒的なエネルギーを必要とする、全身全霊でとりくまなければ突破できないような課題を経て実現していくものだとウィルバーは言っています。
そのためには無意識の領域に存在している「シャドー」放置していては、それを抑圧する事にエネルギーが使われてしまい、課題に対して100%の力を出すことはできなくなってしまいます。
ではシャドーとは何なのか、どうすればシャドーと向き合えるのか、後半は石川 勇一先生が担当してくださいました。
石川先生は相模女子大学教授で、ヒーリングやボディワークなどの代替療法、瞑想、修験道、シャーマニズムなどの修行、仏教とくに初期仏教、トランスパーソナル心理学など霊性の探求を行い、法喜楽庵を主宰されカウンセリングや瞑想指導などをされています。
法喜楽庵
http://houkiraku.com
シャドーについて
ユングは「自分自身の暗い側面」「人格の否定的側面」「劣等な原始的側面」「隠したいと思う不愉快な性質」などのシャドーを抑圧、投影するのではなく、折り合いをつけ、意識化、共存することを提唱し、「ボディー・マインド・スピリット・シャドーの四位一体」と表現しました。
人格の成長について
ウィルバーは人格の成長には2種類あると言っています。
ひとつは同じ発達段階にいながらたくさんの知識や経験を貯め込むことにより人格を深める水平方向の成長、もうひとつはより高いOSに造り替えていくという垂直方向の成長です。
しかし垂直的な発達は、大きな喪失感をもたらします。
今まで自分が当たり前だと思ってきた価値観(お金や権威への欲望、執着などの光と影)を手放す過程段階において、どのように生きていったらよいかわからなくなるという事が往々にして起こります。
苦しみを生む執着を手放し、価値観を変えるのは自分の器を拡げ、OSをヴァージンアップしないとできないのです。
石川先生によると、欲を払うのではなく、とらわれない、ひとつもよりどころになるものはこの世にはない、諸行無常、空である・・これを知的に学ぶ事は単なるウォーミングアップに過ぎず、学んだことの検証を自らがしていくために修行というものがあり、瞑想、八正道をちゃんと積み重ねていく事など日々の生活すべてが修行だということでした。
(とは言え成長は練習量に必ずしも比例するわけではないそうです )
瞑想の価値
ウィルバーは瞑想、観想的な状態を経験していくことにより意識の段階の発達が早まるとしています。
瞑想による精妙な意識状態で問題を観察する時、自分が高次な段階に発達していれば、多様で深い解釈が可能となります。
この時、煩悩は停止し、シャドーはどのような状態になるのかというと
①消滅する
②潜在する(一時的な停止)
③強く顕在化し、意識が粗くなる
シャドーは強力なので③が起こることがありますが、観察すること、あるいは向き合わず瞑想すること、こわくても集中するなど、この抵抗に全力で取り組み、乗り越えることによってのみシャドーの問題を終了させることが可能なのだそうです。
ユングもこの状態を5年間経験し、ヨガや瞑想をして乗り越えたそうです。
そして最後に瞑想の実践として、アビダルマより14の煩悩(不善心所Akusala Cetasika)について解説していただき、瞑想の仕方を教えていただきました。
美咲
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